再び南へ...

| コメント(0)
再び南の方へ、演奏に行ってきました。と言っても、アメリカ国内ですけど...。
テキサスにて、太鼓アーティストのケニー遠藤さん、On Ensembleの皆さん、
笛の渡辺薫さん、
ヴィヴラフォンのAbeさん、そして尺八のマーティン。私は、三味
での参加でした。3日間、ご一緒して、帰ってきた今も頭の中で太鼓の音が
テレツクテレツク...ドンドコドンドコ鳴り響いています。ケニーさんを筆頭に、
プロフェッショナルな方に囲まれて、とても刺激的で、楽しい3日間でした。

どなたかと共演するときは、なるべくその方の演奏を伺うようにしているのです
が、今の時代は、YouTubeもあるので、便利ですね。今回も事前に拝見して
いて、「わ〜、すごい猛者の方達だぁ〜!!」と内心ドキドキしていましたが、実際に
お会いする皆さんは、とっても優しくて、また生の演奏も映像より遥かに圧倒的で
息を飲むこと、数知れず...。私もエネルギーを沢山頂戴して紅一点で奮闘して
きました。

当日演奏された映像ではありませんが、皆さんのパフォーマンスをこちらで
YouTubeでも見る事ができます。
Youtube

以前、人間国宝の堅田喜三久先生(鼓)に「あんたにこれあげる」と先生のエッセイ
の切り抜きを頂戴したことがありました。それには、先生の修業時代のエピソード、
演奏上の気構え、といった内容が先生特有の洒脱な文章で書かれていました。
特に、印象的だった一文が、
「邦楽家は体から演奏しなければ味がでない」というもので、それがまた味のある字
なのでした。先生の演奏をいつも拝見していると、正にその通りなので、すごく説得
力のある一文だなぁ、と思っていたのでした。
それで、今回ケニーさんや皆さんの演奏を間近に聴いて、その一文をはっと思い
出しました。一流の演奏家が出す気魄というのはマグマのようですね。
色々と想定して準備はしましたが、その甲斐があった部分とまだまだ......!!という
部分、両方です。もっともっと楽しくなりそうです。

そうそう、堅田先生のエッセイにもうひとつ、忘れられない一文がありました。
ー「音学」や「音我苦」が多い。楽しんで演奏しないのなら、聴いているほうは
面白いはずがないー
演奏しているときのケニーさんやOn Ensembleの皆さんの躍動感!!!
それが今回のコンサートの何よりのお土産です。

***

DSCN0176.JPG
旅の途中で綺麗な月に会いました。

コンサート前には、作曲家・尺八のマーティンと共に、ダラス〜オースティンと
テキサスの主要な街を廻りました。ダラスでは、ダラス・シンフォニーを聴きに
行きました。テキサスは、お金の余っている州のようで、大変立派なシアターで
した。ダラス・シンフォニーそのものも、素晴らしいアンサンブルでした。特に
ヴァイオリンセクションの音色が良かったです。メインプログラムのドビュッシー
の「海」は、楽器の使い方が効果的で、サントリーホールですとP席に相当する
位置に座っていたのですが、オーケストレーションが目の当たりに出来て、とても
楽しかったですね。
ソリストのピアニスト、デビッド・フレイは、金髪さらさらの王子様といった出立ちで
モーツァルトをさらさら〜と弾いていました。この人の、ベートーヴェンやプロコフィ
エフはどうなるのかな?と素朴に思いました。

オースティンは、細かい発見に満ちたコンパクトな玉手箱のような街でした。
玉木もよく遊びに行ったそうで、短い間にテキサスの主要な都市を体験できて、
そちらもコンサート同様いい思い出です。

***

次は、イリノイ大学付属のスパーロックミュージアムで行われる、「ワールドフェスト」
で三味線のコンサートです。MCともども(^^)、頑張って参ります。

1月のあれこれ

| コメント(0)
1月半ばに姉妹都市のパーティにて演奏しました。ドイツ、ポーランド、日本に続き、
今度は中国が参加するとか...。市長ならび
にお歴々の皆様が150名いらした大きな
パーティでした
こうした演奏では、聴いて頂けるようなシチュエーションを作って
頂くことを前提にお引き受けするのですが、食
後にも関わらず、水を打ったように
静かに聴いて下さって
、大変嬉しかったです。演奏終了後には、スタンディング
オベーションもでて感激しました。「姉妹都市」は経済による結びつきも大事ですが、
「文化」で繋がっていくのが
本筋なのではないかな〜、と。
そのお手伝いが出来れば、
光栄です。
やっている事自体は、日本に居た時と変わらないのですが...(「大薩摩」(三味線)と
「鳥のように」(箏
)を演奏しました)ひとつだけ違うのが...
英語でのMC!
これが今の私にはメチャクチャ緊張するのですよ〜!!
でも、演奏者本人が少しでも、お話してから演奏に入るのって大事ですよね。

心強い発音矯正の先生が身近に居る事ですし、"proper"な英語で大勢の前でも
きちんと話せるように、これからも頑張ります!

ちなみに、こちらは玉木がよく演奏しているエンバシー劇場。

403966_2562775704718_1113859523_32130897_1269907975_n.jpg

年明けのコンサートを聴きにいきました。『イギリス作曲家』特集(True Brits)と
いうことで、私も前から楽しみにしていました。この劇場は、昔はエンボイド
シアターという映画館だったそうですが、外観からは想像もつかな いような
立派な内装です。この日のプログラムは...


デリウス 楽園への道

ウォルトン チェロ協奏曲
ヴォーン・ウィリアムズ トマス・タリスの主題による幻想曲
エルガー 南国にて(アラッショ)

音楽監督は、イギリス出身のアンドリュー・コンスタンティン氏。この業界では、
「伝説の男」の異名をとったとか!?いずれにせよ、母国の秀逸な作品を年明け
始めのコンサートにプログラムをしたのは素晴らしいです。中でも、ラジオでも
頻繁に流れている「トマス・タリ ス...」は格別。間違いなく、ヴォーン・ウィリアムズ
の傑作なのだなぁ、と美しいハーモニーに心が揺さぶられました。教会建築に
ふさわしい「音の交錯」でし た。日頃、こうした音楽になじんでいる人々に、ぜひ
日本の音色も併せて聴いてもらえたら...更にうれしいですね。


***

最近、色々と掲載して頂きましたので、そちらのご紹介も...
ペルーでの公演が、地元紙に掲載されました。

Kaikan62.Diciembre2011.jpg

こちらは、シカゴ新報紙にて
SCN_0005.jpg

同じく、シカゴ新報紙にて
SCN_0004.jpg

今月の邦楽ジャーナル誌にも、先だっての中南米公演のレポートが掲載
されていますので、よろしかったら是非ご覧ください。

昨年の冬は、こちらはとても寒さが厳しくて、関東からやってきた私にとっては
ちょっと外に出るのはためらわれるような冬でした。うって変わって、今年の冬は
暖冬のようで、リサイタルの日(1月8日)も良いお天気に恵まれました。

前日には、新シカゴ日米会の新年会にも参加させて頂きました。先だって、
公邸でランチにお招きいただいた総領事ご夫妻にもまたお目にかかれて、一年ぶり
にお会い出来た方もいらして和気あいあい。ドアプライズでは、ラッキーな事に
開催されたホテルのスイートルームの宿泊券(しかもエグゼクティブスイート)が
当たってしまい、これはもうもっとシカゴに来なければ〜との天のお声でしょうか?
どうもありがとうございました。


web2.jpg

こちらが会場のRavenswood Fellowship United Methodist Churchです。
(覚えるのに一寸時間がかかりました...)

2011年のお正月に引き続き、今度は「デュオ」としてのリサイタル。昨5月には
挙式もさせて頂いた思い出の教会です。
写真はその時のものです。

DSCN0129.JPG

こちらは我が家でのリハーサルの様子。お正月過ぎても、ツリー飾ってる
のか〜という声が聞こえてきそうです...。こちらでは、12月26日になると、
クリスマス→お正月モードに早変わり!という芸当は出来ないようです。
よって、我が家も元旦でも、これこのように...。


写真は、日本でも試みた映像(by ロッテ・ライニガー)とのコラボレーション。

この組み合わせは、アメリカでも好評だったようです!

ちなみに、今回のプログラムは以下の通りでした。
(2011年日本公演と弱冠、変更してあります。)

〜On Wings of Song~ うたの翼に

①まゆだまのうた (長沢勝俊作曲) Song of Mayudama
②鳥の歌 (カザルス編曲)Song of Birds
③千鳥の曲(吉沢検校) Song of Plovers
④ひばりは舞い上がる(R・ヴォーン・ウィリアムズ)The Lark Ascending

⑤チェロソナタ(コダーイ作曲)Cello Sonata by Kodaly
⑥三つの断章(中能島欣一作曲)The Three Passages for koto
⑦鳥と戯れて(マーティン・リーガン作曲)Frolicking with the Birds

***

年明け早々の公演ながら、沢山のお客様がお見えになり、リピーターの方、
新しくいらした方、お手伝い頂いた方、本当に感謝しております。
また、来年も新年にふさわしいプログラムをお届け出来たら...と2人で
思っております。来年も乞うご期待を♪

ところで、2011年日本ツアーでは、「ジャネット・ラッツ・プロフェッショナル
フェローシップ」から私たちの活動に対して、ご賛同頂き、助成も行って
頂きました。海を越えて、コンサートを行うのは、時としてなかなか大変
なものですが、今年も6月初旬の新潟公演を皮切りに、京都、大阪、
埼玉、東京とツアーを敢行致しますので、ぜひお近くにお住まいの方に
お運び頂ければ大変嬉しいです。

DSCN0113.JPG

コンサートの後には、やっぱりこうしたものが美味しいですね♪

遅ればせながら、明けましておめでとうございます。
こちらのHPをご覧頂いている皆様、昨年中もお世話になりまして
大変ありがとうございました。本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

waki.jpg

年明け早々、うん年ぶりに筆を取ってみました。下手の横好き〜ですが
久しぶりの書き初め。こちらでは、除夜の鐘も聴けませんが、少し気持ち
が改まりました。
日本の和室に飾ってあった祖父の字は、勢いと温かさの両方がありました。
墨も半紙も無いので、硯をすって、コピー用紙の裏に書いてみました。

和気到祥ー心を和やかに保つと自然と幸せがおとずれる、という「漢詩」の
故事だそうです。
「和」の音色で、今年もいろんな方にそんな気持ちを届けられたら...と
願っています。

***

2011年は日本においては未曾有の大災害...復興にむけて未だに苦心
されていらっしゃる方々が居られる事を、この新年に改めて想います。
私自身も、演奏仲間の一人であったT君の急逝といい、思いがけない
「まさか...」が重なる年でもありました。

また同時に、悲しく辛い思いをされている方が多い中、個人的には大変
恵まれた年となりました。本当に申し訳ないくらい...。ここ数年ばかり
新しい生活に向けて、全力投球してきたことが多方面に報われた年
だったのかな、と思います。
「禍福はあざなえる縄のごとし」と言います。この幸運を決して当たり前
と思ってはいけませんが、アメリカでのスタートをきった2011年はとても
思い出に溢れた年となりました。

シカゴでの結婚式、日本での披露宴、日本の親しい友人とのパーティ、
どれも素晴らしく一生の思い出となりました。特に、一から十までが
カスタムメイドのアメリカでの結婚式&披露宴は、リサイタルが10回くらい
開催できる程のマルチタスクでしたが、家族&親戚フル稼働で、本当に
『BIG DAY』を造りあげることが出来ました...。
アメリカ、日本の沢山の方々に祝福されて、とても幸せでした。

音楽面でも、文字通り東奔西走、色んな国で演奏させて頂きました。
決してアメリカに来たから掴んだ幸運ではなく、これまで日本で頑張って
きた事が、どこかで繋がっている...そう感じることがよくありました。
シカゴ、ニューヨーク、東京、フォートウェイン、それぞれでリサイタルを
開催できたことは音楽家冥利に尽きます。アメリカでも、東西南北の都市で
演奏して、改めて「大陸!」を実感しました。アメリカに居ますと、着物を着て
お箏を弾いているだけで、喜ばれてしまうようなところがありますが、
これからもボリビアやジャマイカのような、まったく「お箏」「三味線」が認知
されていないような国から〜、東京のような純粋な邦楽のメッカであり、
演奏家のレベルが水準が高く維持されている所まで、何処でも感動を届けら
れるような演奏家でありたい、と強く思います!

今年のプロジェクトも色々と進行し出していますが、また逐一こちらにアップ
させて頂きます。今年は、日本でも夏期に各地で演奏させて頂きますし、
とても楽しみです。

どうぞ今年も宜しくお願い申し上げます。

木村伶香能 

♪おまけ♪

元旦早々、前から飾りたかった浮世絵(豊国による)の額縁が出来上がったので
お店に取りに行き、早速飾りました。季節もぴったりの雪合戦の様子です。

DSCN0128.JPG

Happy Holidays!

| コメント(0)
12月17、18日の2日間、シカゴの現代美術館(MCA)にて
『Taiko Legacy 8』コンサートにゲスト出演させて頂きました。
大太鼓との共演ー日本ではアンサンブルの形ではよくさせて
頂きましたが、この編成では初めて。
太鼓、というと乱れ打〜というイメージが強いかもしれませんが、
「唄」との間合い、なかなか滅多に無い構成でお客様からも大変
好評だったそうです。


18dec2011_tl8_0518.jpg

歌舞伎の下座音楽では、大太鼓が効果音としてよく使用されますが、そんなイメージ
でしょうか...。海外には紹介されていそうで、意外とマイナーな部分かもしれません...。


18dec2011_tl8_0499(1).jpg

「太鼓」の魅力を、色んな角度から紹介し、コラボレーションにも飽くなきチャレンジ精神を
持っていらっしゃる太鼓レガシーと共演させて頂き、私も沢山ヒントを頂きました。

***

シカゴのイルミネーションもとても綺麗でした。会場近くの『900』Shopsにて。

DSCN0061.JPG

コンサート終了して、我が家に帰る途中...。
シカゴの街並みそのものがイルミネーション。

DSCN0069.JPG

でも、なんといっても我が家のもみの木が世界で一番です♪


DSCN0081.JPG


最近のこと...

| コメント(0)
こちらは大分寒くなりました。雪もちらちらと降っていますし、クリスマスの飾り付けが
各家、ほんとうに凝っています。我が家でも、昨年に引き続き、もみの木を買って来て
沢山の飾り付けをしました。お店に行くと、とても細かい細工のものから、お馬鹿なもの
まで実に色々なオーナメントが売っています。一年ずつ、お気に入りのオーナメントを
増やしていくのもいいかも...と、今年はLenoxの可愛いウェディングケーキを購入しま
した。聖ニコラスではなく、ファーザークリスマスの素敵なツリースカートも頂いたので、
益々ご自慢のツリーになりました。
相方はここが稼ぎ時とばかり、連日クリスマスコンサートです。

DSCN0051.JPG

1週間前ほど、演奏ぬきの形では久しぶりにNYに行ってきました。先の南米ツアーの
報告も兼ねていたのですが、また色々な出会いがありました。いつでもNYは大好きな
街の一つですが、今回行って改めて思ったのが、何と言いますか...思考が良くも悪くも
飛躍する街だなぁ...と。日本人も(私を含めて)大好きで、誰しも少なからず憧れを持っ
ている所だと思いますが、山の手線の内側がすっぽり入ってしまう小さなマンハッタン
に何と沢山の人間がひしめき合っている事か...。

DSCN0038.JPG
お約束のロックフェラーのツリー

私が敬愛しているピアニストのグールドは、NYでのデビューコンサートでレコード会社
に一目惚れされ即契約になった逸話がありますが、それでも生まれ故郷の自然いっぱい
のカナダが大好きで、レコーディングの時だけ、重い腰を上げて、NYまでやってきたの
だそうです。こういうバランスの取り方(別に、恣意的に取っていた訳ではないと思います
が...)グールドをグールドたらしめた要因なのか、と思います。

glenn.jpg
騒々しいところが大キライだったグールド。「北」へのあこがれが強かった人。

余談ながら、ブルーノートにも初めて行ってきました。ギターのジョン・スコフィールド
のいぶし銀生演奏に完全にやられてしまいました。ハシゴして、もうひとつジャズバー
に行きましたが、こちらでも結構な実力のある人が弾いていました。それにしてもNY
はコンペティティブ・競争社会ですね!

***

さて、昨日は、イリノイ大学にてジーン・コールマンさんの作品に参加してきました。
『Kyoto-Naigai』という風変わりなタイトルの作品でしたが、これが実に面白かった
です。
全曲40分近くになる作品で、遠くはヨーロッパから、そしてアメリカの各地から集まった
7人のメンバーで演奏されました。皆さん、フリーランスで活躍されているばかりの
実力派。映像、エレクトロニクスとのコラボレーションであり、演奏中なので、かいま
見ることしか出来ませんでしたが、京都の風景がコラージュ的に背景で流れていて、
私たちの作り出す音空間によって3次元化されているような...そんな錯覚を覚えました。
フランスやイタリアの大聖堂を観た時に、ゴシック建築とゴシック音楽は切って離せない、
と感じました。
音が生み出す空間⇆空間が生み出す音ーこの間に挟まってゆらゆらと想像を膨らませる...
そんな40分間になっていたのでは、と思います。

kyoto.jpg
賛否両論の京都駅。私は好きです。

プログラムの前半には、ジーンさんより古典を1曲やってほしい、とリクエストされ、
「ぜひ!」と引き受けてスタンダードな「千鳥の曲」を演奏しました。また日本から
は、現代邦楽研究所でもお世話になっていた中村明一先生のテレキャストもあり、
テクのフル活用で、古典→『今この瞬間』のイマジネーションまで、実に振り幅の
広いプログラムでした。こうして活動していると、改めて「世界は狭いなぁ〜」と
思ったり、日本でも活動していることが如何に自分にとって財産であるか、をつく
づく感じます。いろんな方に、教えて頂いたり、刺激を頂いたことが少しずつ繋がっ
てきています。有り難いことですし、これからも大切にしたい、と思います。

来週は、シカゴの現代美術館にて太鼓レガシーという太鼓グループにゲスト出演
いたします。大太鼓とのコラボレーション。こちらもとっても楽しみです。
お正月には、玉木と一緒のチェロと箏による(三味線もありますよ!)デュオリサイタル
も予定しています。こちらは、私たちが挙式させて頂いた教会で開催されますが、
アメリカでは初演となる二重奏、そして、互いに「The one」と想っている曲を選び
ました。コダーイの「チェロソナタ」、そして「三つの断章」なのですが、これは突っ込
んで勉強した人ならば、うかつに手を出せられない曲と自認しているであろう作品
なのですが、やはりこんな素晴らしい作品はなるべく広く知って頂きたい、
と思います。ほかにもニューイヤーならではの曲をプログラムしました。
当日は、サプライズもあるかも!?ぜひ、沢山のご来場をお待ちしています!!


web.jpg
こちらの教会です。ステンドグラスに合わせて、建てられたそうです。

こんな感じに元気にやっております。

みなさま揃って、Happy Holidays!!

lima6.JPG

 

翌日は、いよいよアメリカに戻る日だったのですが、最後にもうひとつUPC大学にてワークショップがありました。こちらは、見るからにロックな男の子たちが多く、「おぉ〜これはまた反応が楽しみ」と内心思っていたのですが、WSが終る頃には、大変盛り上がって、ツアーの締めくくりとしてはいい内容だったのではと思いました

334321_316324991718279_100000223421733_1548593_1626697544_o.jpg


***

リマの空港は到着時同様、かなり厳しいセキュリティでしたが、何とか無事に通過。

332890_316334795050632_100000223421733_1548641_1574834269_o.jpg

楽器の検査を受ける我々。渋い顔してます。

 ジャマイカ、ボリビア、ペルーそれぞれの国で、本当に沢山の方々にお世話になりました。それぞれの大使館の関係者の方は、皆さん最後まで見送って下さいました。各国とも、滞在そのものは3〜5日ほどでしたが、短期間で濃縮された数々の出来事、どれも忘れ難いです。

 南米は日系人が多いということもあって、日本の音楽に親しみやすいという土壌があるのかもしれません。今回のような邦楽ショーケースのようなプログラムと平行して、日系の方々のみならず、南米ならではの楽器とのコラボレーションなども興味深いなぁ、と思いました。私も日本で散々裏方作業もさせて頂いたので、とってもわかるのですが、こうした一つのツアーが組まれるのは、その背景にとてつもない人数の方々のサポートがあるので、最後まで無事に行程を全う出来て本当に良かったと心から思います。改めて、お世話になった皆様に感謝申し上げたいと思います。

魅力満載!の南米を訪れる機会を楽しみにこれからも腕を磨いていきたいと思います。

328148_316309675053144_100000223421733_1548483_1872286482_o.jpg

 NYに着きました!!


翌日は、急遽決まったお話だったのですが、再び日秘会館に訪れ、ご老人に皆さんのアクティヴィティで演奏させて頂きました。みなさん、時には涙をぬぐってしんみりと聴いて下さいました...。ほとんど日系の方々でしたが、遠く離れた故郷を思い出されていたのでしょうか...。

 

lim4.JPG


lim5.JPG

演奏後

 

続いて、国立音楽学校にてのワークショップ。段取りは一昨日同様なのですが、音楽学校ということで、ギター専攻とアルパ専攻の学生さんも壇上にあがって楽器を体験してもらいました。流石に普段楽器を手にしている皆さん、お世辞でなくコツを掴むのが上手で、撥のあたりも、箏の押し手もとても様になっていました。こちらの校長先生も笑顔の温かい素敵な方で、終了後には大好きな薔薇の花束を頂戴しました。

 

lim6.JPG


lim7.JPG


lim8.JPG

通訳のキャンディさん。

lim9.JPG


lima1.JPG

こちらの花って、サイズが大きい!

 

この夜は、南米でも評判の日本食レストランTOSHIROさんへ伺いました。絶品料理の数々をペルー名物のピスコサワーと一緒に頂きました。TOSHIROさんご本人から、数々の武勇伝、料理のこと、料理仲間のこと(世界中の一流シェフの名前がずらりと並び壮観...)などなど色々とお話を伺っているうちに夜も更けてしまいました。TOSHIROさんは、ペルー大使公邸占拠事件の折、人質になられた方々にお弁当を作られていたそうです。唯一の楽しみである食事に飽きがこないように乱数表まで作ってレシピに苦心されたそうです。プロフェッショナルなTOSHIROさんにあやかりたい!、という事でおててを合わせて頂きました。


lima2.JPG

 

340144_315269091823869_100000223421733_1543861_103627609_o.jpg

TOSHIROさんと(ピスコが効いて、かなり破顔してます...)

 

 

翌日、11月3日は、日本文化週間のオープニングコンサートで、会場の日秘劇場(Teatro Peruano Japonese)は収容人数1000人以上のかなり大きい会場でした。サウンドチェックと照明チェックには、念を入れました。

 

ボリビアでは、酸素が極薄、という状況でしたが、これと比較すると演奏中の体が非常に軽く感じられました。演奏は体力まかせ、という訳ではないのは勿論なのですが、人間の体は空気と水が必須なのだなぁ、と当たり前のことをしみじみと感じました。

最後の山場ということで気合いが入り、プログラムラストの曲「ジャワリ」では思い切って弾きました。演奏終了後、舞台袖に入った瞬間、三の糸がプチッ。弾き切れしました。舞台上で、大事に至らなくて良かったです。


lima4.JPG


lima5.JPG

 

コンサート後のレセプションでは、随分と沢山の方がお見えになっていました。偶然にも、この日(113日文化の日)は今年度の会長さんのお誕生日でもあり、また私も11日が誕生日なので、「一緒にロウソクの火を吹いて下さい!」と仰って下さり、思いがけずお祝いに便乗させて頂く形になりました。先日のアクティヴィティの方々も沢山お越しになっていて最後に握手を交わすことが出来ました。中には、97歳のかわいいおばあちゃんも居て、わざわざご足労頂いてありがたいなぁと思いました。


341495_315619895122122_100000223421733_1545429_1222135950_o.jpg


339270_315621218455323_100000223421733_1545445_1527443822_o.jpg


328058_315622025121909_100000223421733_1545465_1063574650_o.jpg

 みなさん、お元気!


328700_315623031788475_100000223421733_1545467_1409666967_o.jpg

今井公使、奥様と。また右はペルー滞在中、大変お世話になった大使館の黒田さん。


 To be continued...

遅くなりましたが、ペルー公演に続きです。

インターネットはリアルタイムが肝なのでしょうが、根がアナログなもので、いつものんびりなアップになってしまいます...あしからず。

 

***

 

ボリビアでは、高山病に少々悩まされましたが、ボリビアの空港(高度4000m)で飛行機に乗った途端、それまでのうっすらとした頭痛もなくなり、空気が美味しい事、すぐに体調が元通りになりました。ただ、今回の公演で多少は免疫がついたように思います。

 

ペルー(リマ)に到着し再びシーレベルに戻りました。想像していたよりずっとリマ市は都会で、またアメリカナイズされている、という印象を持ちました。ペルーはこれまで訪れた国の中でも最も荷物のチェックが厳しく、それというのも以前の大使館占拠事件や頻発したテロ事件の名残なのでしょうね。

 

市内には、今でも遺跡が出てくるそうで、その点、頑張って掘削すれば温泉に当たる日本とちょっと似ている(?)ような気もします。到着の夜は、ペルー大使館の黒田さんと、天野さんにワカ・プルリャナ遺跡(紀元前の遺跡だそうです)を眺めながらペルー料理を頂けるレストランに連れて行って頂きました。

 

331797_312987532052025_100000223421733_1530123_599112108_o.jpg

遺跡の見えるレストラン


li1.JPG

 

音楽でなかったら考古学をやりたかった私...。ペルーという国は歴史的にもとっても興味深くて、個人でも演奏でも、ぜひまた行きたいですね。日干しレンガが横でなく縦に積んであるのが印象的でした。

ペルー料理といえば、「セヴィーチェ」を食べてきなさい!と口々に言われました。余程美味しいのだろう、と期待していましたが、本当に日本人にも好まれる味付けでした。しかも、ペルー産のワインとぴったりでした。後で聞きましたが、ペルーは南極からの寒流・フンボルト海流の影響で、曇りがちな天候が多く、またこの海流のお陰で美味しい魚も採れるのだそうです。

 

***

 

翌日は、ペルー日系人協会付属の三線グループのみなさんとのワークショップでした。ペルーには、日系人が沢山いらっしゃり、日秘会館というとても充実した文化施設(大ホールのキャパは1,000席以上)があります。中には移民の歴史をたどったコーナーや、日本食のレストランなどもあって、その充実ぶりには大変驚きました。私の相方は日系4世になるので、私もここ近年日系移民の歴史をよく知りたいという気持ちが常にありますし、日系の方々にとても親近感を感じます。こちらの沖縄の三線グループの皆さんは、もぅ質問を抱えて待ってました!という意気込みでした。指導者なしで、自分たちの三線はこれでいいのかな?という疑問をいつも感じてらっしゃるようで、正確には私たちの演奏する細棹三味線とは違う種類のものなのですが、とにかく「三絃」をひっくるめての関心・好奇心がとても旺盛でした。

 

li2.JPG


li3.JPG


li4.JPG

 

中には、手作りで三味線を作った方もいてびっくり!また、マイ細棹三味線をお持ちの方も居て、楽器調整をしてさしあげたりもしました。全員揃うのは難しいようですが、ほぼ毎日練習しているのだそうです。

 

***

 

翌日は、引き続き、サン・マルティン・デ・ポーレス音楽学校にてワークショップ。こちらでは、箏と三味線の歴史を辿りつつ、曲を挿入しながら進行しました。箏は、組歌〜現代曲まで、三味線は、地唄の古典〜現代曲までを紹介させて頂きました。


li5.JPG


li6.JPG


li7.JPG

大薩摩を演奏中

 

こちらの校長先生はロシアの方で、終了後に色々とお話をさせて頂きました。

 

***

 

翌日、11月1日はツアー中、初めてのオフ日。見所いろいろとありそうなペルーですが、検討した結果、ペルー市内から車で約30分ほどのパチャカマック神殿→旧市街→お土産屋さん巡りという盛り沢山の休日を過ごしました。


li8.JPG


CIMG3990.JPG

 

パチャカマック神殿 インカ帝国より以前から建設されていた神殿だそうです。この日は丁度ペルーのお盆にあたる祝日だったので、神殿までの道のりは、お墓参りに持って行く色とりどりのお花屋さんで埋め尽くされていました。広大な丘陵地帯に広がる神殿は、圧巻。

 

li9.JPG

この日ばかりは音楽のことを忘れて、心は古代へ〜

 

旧市街には、スペイン人支配の色濃い建設が目につきました。「黄色」は「幸せ」の色だそうで、町中至るところ、この独特な黄色。また凝った造りのバルコニーも素敵です。

 

lim2.JPG


lim1.JPG

こちらは、大統領官邸


CIMG4018.JPG

サン・フランシスコ教会にて こちらにはカタコンブ(地下墓地)もあり...、結構ドキドキしました。

 

夜には、大使代理の今井公使とご一緒させて頂きました。畳のある日本レストランFUJIさんで、まるで日本に居るかのような錯覚。つい数日前まで、ボリビアの高地にいたのが信じられないような夜でした。

 

ツアー中、最長の滞在だったペルー。日記はまだつづきます...。

 

 

 

こちらの写真は、大使公邸でのお庭で。後ろの山の高さ、見て下さい!雲の流れが違いますね〜。

 

335810_311988128818632_100000223421733_1526069_1485778343_o.jpg

 

先だっては、着物ショーもこちらの公邸で行われたそうです。この環境での文化紹介。体力気力の要ることですね。

 

lapaz3.JPG

 

リハ翌日には、インタビューの記事が載っていました。(実は、もう一社大きく載っていましたが、何故か三味線を構えている写真が反転していて、不思議なことになっていました...)

 

330961_312521118765333_100000223421733_1528056_1830631284_o.jpg

 

ラパス市民劇場は、滞在していたホテルより少し標高が高かったので、いよいよ本番前の「酸素」が必要になりました。街を見渡せば現地の可愛らしい衣装を着たチョリータさん達も坂道をせっせと登っていて実に元気なのですが、どうやらこちらの人は環境にすっかりアジャストしていて血液の濃度が濃いらしいです。

 

まさか富士山より高い場所で、着付けをして、山田流の弾き歌いをするとは、想像もしていませんでしたが、体調も比較的予想できる程度になってきたので、せっかくの機会!着物もきちんと着て、本番に臨むことにしました。

こちらはリハーサルの様子。脇にちょこんと居るのが酸素くんです。

 

CIMG3906.JPG

 

今まで極寒での野外演奏とか、結構無理もしてきましたが、今回は流石に過去最高に条件が厳しい!と思いました。ただでさえ、本番は呼吸が浅くなりますからね...。曲間にまるで宝塚状態で、酸素吸入しながら臨みました。でも、こんな経験は滅多に出来ません。非常に経験値をアップさせて頂けたと思います!

 

こちらの写真は↓本番中。

CIMG3939.JPG

 

恵子夫人、藤井先生率いるコチャバンバからの合唱団とのコラボレーションは本当に素敵な舞台となりました。もう子どもたちが本当に純粋で、素朴で...。終演後には、文字通りもみくちゃでサイン攻撃にあいました。またいつかあの素晴らしい唄声を聴けるのかな?市民劇場も満員のお客様で、とても温かい反応でした。


CIMG3965.JPG

 

終演後、楽器のパッキングにはかなり時間がかかってしまうのですが、ようやく片付けて外に出ると、自分の楽器を手にしてサインを待っている男の子がいました。片言の日本語で、どうもありがとう、と丁寧におじぎをしてくれて、その純粋さにまた胸をうたれました。ボリビアは体調的には不安定でしが、大使館の皆様から、コラボレーションで共演させて頂いた皆さん、お客さん...との交流がほんとうに忘れ難いものになりました。

 

329314_312518845432227_100000223421733_1528054_1275894567_o.jpg


 

ようやくホテルに戻って、今回一番お世話になった渡邊さん、内堀書記官と一緒にぱちり!

本当にありがとうございました。そして、お疲れさまでした。


CIMG3971.JPG

 

翌朝は、早朝のフライトで、起き抜けで頭ガンガン。でも、雲海の広がる朝焼けは素晴らしかったです。ボリビアは、人情の国でした。またぜひ再チャレンジしたいですね。

 

376112_312993288718116_100000223421733_1530160_1147954835_n(2).jpg