NYも桜の季節

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早いもので、NYも桜が満開の春が訪れました。こちらのブログもお留守にしていましたが、2017年が始まってから早4ヶ月、お陰様で色々な出来事がありました。

少し遡りますが、年明け早々の三味線リサイタルでは、2つの三味線協奏曲を軸にプログラムを組みました。マーティン・リーガンさんには新曲「三味線協奏曲第1番:ポラリス」をお願いし、NYで長年活躍されているピアニストの木川貴幸さんとのピアノリダクションで初演いたしました。この曲は、作曲家のマーティンさんと共に、これから一歩ずつ育てていきます!凍えるような寒い日でしたが、オペラアメリカ・リサイタルホールには満員のお客様がいらして下さり、本当に心から嬉しく思いました。まさに血が出るような練習をしましたが、本当にそれが報われたリサイタルでした。次回も是非楽しみに企画していけたら、と考えています。

また先だっては、カサット弦楽四重奏の皆さんと、尊敬する佐藤容子さんの新曲「Between the Leaves」をコネティカットやニューヨークにて初演させて頂きました。佐藤さんの精緻で美しい作品にはいつもため息が出てしまいます。今回は、普段以上に弦楽四重奏の推進力とのバランスの取り方について多くの気づきがあり、とても良い経験をさせて頂きました。これも今回限りではなく、機会があれば是非再演させて頂けたら、と願っています。また佐藤容子さんの三味線ソロ曲「The Road」を8月末から始まるHere and Now Music Festivalで演奏させて頂くことも決まりました。

そして、今月初めには、デュオ夢乃としては長年の夢でありましたワシントンの全米さくらまつりに御招待頂いて、ケネディセンターにて公演をさせて頂きました。流石にケネディセンターのスタッフの方々の連携プレーは素晴らしく、また大使館の皆様にも本当に心温かな対応をして頂いて、感謝の気持ちいっぱいの中、演奏に臨む事ができました。こんな大舞台なのに、安全運転出来ないのが、私たちの性分でして、今年の委嘱作品「ミステオリーソ」ー平家物語による(ダロン・ハーゲン作曲)をこの晴れ舞台で敢えて世界初演に挑みました。作曲家のハーゲンさんは、アメリカのクラシックの歴史に直結する素晴らしい作曲家で、一つ一つの言葉に長年のキャリアからの含蓄が込められていて、私たちも心から尊敬しています。今回の初演に際し、コーチングして頂いた時に、「君たちと一緒に作品作りできて、本当に嬉しい!!!」とデッカい声で励ましてくれて、本当に光栄に思いました。コンサートでは、上記の作品の他にも山田流の「桜狩」も一部演奏しましたが、最も聴かせどころのところでは、かつて恩師の亀山先生が「ここはぐっと頑張るのよ!」と仰っていた事が瞬間的に思い出され、先生の励ましの声が遠くから聞こえたような気がしました。ケネディセンターの公演前には少しだけ、タイベルベイスンの圧巻の桜並木も見る事出来、感無量でした。こちらにワシントンの桜や、ケネディーセンターでの舞台写真などもアップしてありますので、よろしければ是非ご覧ください。デュオ夢乃facebook page 

現在は、これから始まるミッドウェストツアー、そして日本ツアーの準備に取り組んでいます。またそれぞれの思い出深い地で、お客様にお会いできるのを、心から楽しみにしております!どうぞ皆様、素敵な春をお過ごしください。

ゆく年くる年

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新年あけましておめでとうございます!
こちらのウェブサイトをご覧頂いている皆様にとりまして、2017年が平和で良い一年であり
ますように!2016年は、日本もアメリカも、そして地球全体にとって激動の一年でしたが、
一演奏家としてはとても恵まれた一年でした。各地で、私の、デュオの演奏に耳を傾けて
下さった皆様、心より感謝申し上げます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

2003年にスタートしたこのウェブサイトも年を経るにつれて、のんびり更新になっています
が、たまには1年を丸ごと振りかえってみようかな、と思います。

1月
ブルックリン橋のBargemusicにて、元旦からスタート。デュオ夢乃として、三味線✖チェロ
の作品を演奏、ニューヨーク・クラシカルレビューで、好評をいただき、良い滑り出し!
全米室内楽協会主催のNew Music From CMA Concertでは、デュオとして出演。クラシック、
ジャズ中心の協会の中で、フィーチャーされ、大きな励みになりました。もう一つ、素敵な
プロジェクトが始動。これもいつか公に出来ると良いな。

2月
アメリカの四季の移り変わりのテンポに、生粋の日本人である自分の音楽時間がおかしく
なるように感じられ、スタートさせた「ニューヨークの四季」の冬公演。大変寒い日だった
ので、お客さんから「温かいお茶が嬉しかった」とのお声が...。寒いNYからしばし南へ逃げ
て、ノースカロライナ在住のチオンピ・ストリング・カルテットと共演。3年ぶりの再会。
日本からは、日本音楽集団のメンバーもNYに飛んできて、メンバーと再会。

3月
日本ツアーの準備を本格的に開始。ソプラノ歌手の宗田舞子さんのフェアウェル・リサイタル
の助演に呼んで頂き、舞子さんのお師匠さんであるフランシスコ・カサノヴァ先生のレッスン
へ数回同行。ミラノ・スカラ座やメトロポリタン・オペラでも活躍されてきた先生のレッスンは、
ジャンルを越えて「歌心」に響くものがあり貴重な体験となりました。また、去年に引き続き
ニューヨーク・フィルの教育プログラムの一環で三味線のワークショップなど。

4月
思い出深い公演となった舞子さんのフェアウェル・リサイタル。中旬には、ミズーリ在住の
アリアーナ・ストリング・カルテットと再演。先年のミズーリツアーはてんこ盛りで面白
かっただけに、懐かしい公演となりました。古典シリーズの「ニューヨークの四季」の春
公演。美味しい桜餅も好評。もちろん、プログラムは桜満開の内容でした。この月で特筆
すべきは、2016年度のデュオ委嘱作品「カンタービレ」の初演に際して、作曲家ダロン・
ハーゲン氏のご自宅で家族揃って聴いてくれたこと。可愛い子供たちが、なんと2楽章を
弾いた後に、感動して泣き出しちゃった!つられて、作曲家のパパもママも。なんとも
満ち足りた美しい春の思い出です。

5月
ジョージ・ナカシマ財団にお招き頂き、デュオ演奏。ジョージ・ナカシマの機能美溢れる
家具に目がハートに。アトリエ、作品ともに居心地がよく、何処となく日本の田舎のような
温かさを感じました。中盤はミッドウェスト・ツアー。10周年記念のフォートウェイン市の
さくら祭り、シカゴでの2つのリサイタル、イリノイ大学と演奏が続きました。間髪入れず
日本へ、地元東松山でのリサイタル。地元の皆様の応援があってこそ、でした。

6月
ザ・日本ツアー月間。東京は大和田伝承ホールにてリサイタル。今年は有難いことに、
沢山のお力添えあって満員のお客様。本当に嬉しい事でした。「カンタービレ」が今年
のテーマでしたが、NYで見聴きしたオペラ公演や、カサノヴァ先生・舞子さんとの出会い
ダロンの入魂の2楽章など、すべてが今年のテーマに繋がっていたように思います。
細川俊夫さんの「箏歌」に出逢えたのも大きな財産。京都ナムホールも、満員御礼で、
とっても有難い限りでした。奈良では、春日大社にてリサイタルをさせて頂き、小鹿にも
沢山会いました。ヴァイオリニストの五十嵐先生、ピアニストの山田さんとの七夕さまの
ような再演も、いつも嬉しいものです。今回は、ジャズピアニストの竹中真さんともご一緒
しました。合間を縫うようにして訪れた、雨の大原・寂光院の面影は、今でも印象的です。

7月
日本ツアーが色々...∞詰まっていただけに、いつもより時差回復に時間がかかりました。
中盤からは、アメリカン・シンフォニー・オーケストラのオペラ公演「イリス」のリハーサル
がスタート。「ニューヨークの四季」夏公演も開催しました。もち凛さんが宝石のような
綺麗な葛餅を作って下さいました。箏独奏の「潮流」はやはりいつも人気の高い作品。
ASOのオペラ公演では、実は懐かしい再会もありました。昨年、共演したコンサート
ミストレスのエリカさん。彼女と一緒に弾いた「コンチェルタンテ」は、ナショナル・
パブリック・ラジオの「Performance Today」でも放送されました。前後しますが、マス
カーニの「イリス」はプッチーニの「蝶々夫人」に比べ、台本が破天荒過ぎて良くない
のですが、音楽そのものは大変美しかったので、もっと世に知られても良いのにな、と
思われました。世に残る作品は、色々な条件が整わないといけないものですね...。

8月
"猛暑"だったなぁ!という印象。演奏の方は、割合穏やかな月でしたが、とあるお客さま
からお箏を頂くという嬉しい事も。プライベートな演奏ですが、マサチューセッツの
素敵なお宅に伺った事もありました。メーン州のストーニングトンという美しい港町で、
デュオリサイタルをいたしました。メーン州は、緯度が高いこともあって、演奏が終わった
後の、満天の星は圧巻でした。

9月
レイバーデー(日本でいうと、勤労感謝の日、みたいなものでしょうか)週間には、
またBargemusicにて演奏しました。1月に続いて、ここでもとても良いレビューが
頂けました。レビューはあくまで他人の評価ですが、やはり真剣にやっているものを
相応に評価して頂けるのは、励みになります!再び、メーンに戻って、大自然の中で
のびのびと過ごしました。ルービン美術館でも、演奏しました。ここはカジュアルな
所ですが、何故かデュオのCDがよく売れる、という不思議な現象が起こります。

10月
てんこ盛り月間。日本から深海さとみ先生が御訪米に。コロンビア大学主催の宮城
道雄コンサートにて、「さしそう光」の二重奏、という大役を仰せつかりました。
なにせ、宮城先生と中能島先生が、ガチンコで取り組まれた作品なので、一音たり
とも疎かにしてはならぬ〜(いつもそう思っていますが)!以前、先生の愛弟子の
お一人、黒川真里さんと日本橋劇場でこの曲をさせて頂いたことを思い出しながら、
準備しました。ニューヨーク・ボタニカル・ガーデンの菊まつりでも演奏。日本の職人
さんが作製した菊の見事な事!また薔薇の時期にも行ってみたいなぁ〜。NY仏教会にて、
デュオリサイタルを開催。例年より、お運び頂いたお客様も多かった印象。コネティ
カットのブッシュ・ホーリー歴史協会にお招き頂いた際には、紅葉がなんとも綺麗
でした。後半はテキサスへ。出発前日に、曲が届く。ただし、楽譜ではなく音源のみ。
急ぎ、耳コピしアレンジを作成。微笑ましい曲だなぁーと思っていたら、尺八の
小湊君の子供さんへの曲であることが後で判明。テキサスでは、小湊君、津軽三味線
の小山豊さん、タブラのタイ・バーホーさんとご一緒。素晴らしいトリオ!
ジーザスのようなタイさんのタブラ神技との共演も良き思い出!翌日には某録音を
終了。2017年の夏には出るのかな。

11月
コネティカットでの演奏が続く。「ニューヨークの四季」の秋公演を開催。これで
2年目となります。このシリーズでは、古典あるいは古典になりゆく作品のみ、に
絞って、季節折々のプログラムと和菓子をお楽しみ頂いています。方針としては、
日本で本番にかけたもの、お稽古をつけて頂いたもの、が大原則。私のレパートリー
はアメリカに来たことによって、大変振り幅が広くなりましたが、広く浅くなる、
のではなく根を張りつつ、広くなりたい、という意識からこのシリーズを考えました。
話は戻って、11月後半には、委嘱の三味線協奏曲(第一楽章、第二楽章)が届きました。

12月
三味線リサイタルを1ヶ月後に控え、邁進の日々。マサチューセッツのクラーク
美術館で2度演奏。来年の3月にはデュオでも演奏します。三味線協奏曲の第3楽章
が、リサイタルきっかり1ヶ月前に届きました。タイトルは「ポラリス」北極星、です。
今度の三味線リサイタルでは、ピアニストの木川貴幸さん、そして光君にもご助演
頂きます。様々な思い、願いが詰まったプログラムです。私だけの思いではありません。
先人の、三味線の現代シーンのパイオニア・西潟先生の思い、また双璧でいらした高田
和子さんの思い、それを受け止めた作曲の方々の知性と思い...。自分の至らなさ加減を
深く思い知る日々ですが、それだけでもこれを決めて良かったと感じています。
クリスマスは、静かなメーン州で。早いもので、結婚記念日(クリスマス)も7回目
です。人生と演奏の相方である光君には、いつも感謝の念が絶えません。

2017年
さて、どんな1年になるのでしょうか...
In the land of dreams, not a single clouds exist....

New York Classical Review

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Duo YUMENO are happy to announce that we got a very nice review for our performance at Bargemusic's Here and Now Labor Day Music Festival. We would like to thank this opportunity! If you are interested in, please visit the link of New York Classical Review's website. http://newyorkclassicalreview.com/2016/09/worlds-collide-and-a-quiet-gem-stands-out-at-here-and-now-festival/ Also, you can see the photos on our duo's Facebook page too.


ブルックリン橋のたもとにある、ユニークなバージミュージックにて音楽フェスティバルに出演しました。とても光栄なことに、ニューヨーククラシカルレビューにて、私たちデュオ夢乃の好評をいただきました。演奏した作品は、本年度の委嘱作品「カンタービレ〜平家物語より」(ダロン・ハーゲン作曲)です。演奏ばかりでなく、作品のクオリティの高さも評価して頂けたことは、私たちのプロジェクト全体にとって大変うれしいことでした!ご来場くださった皆様、ありがとうございました。英文ですが、ご興味ありましたら是非どうぞ。こちらは今年に入って2回目のレビューです。

Summer diary

8月に入って、ニューヨークも爽やかな夏空です。さて、あまりにも久しぶり過ぎる日記です。(反省の虫)

おかげさまで、6月には日本でのツアーの全行程が無事に終了しました。各地でお世話になりました皆々様、もぅ感謝の言葉しかございません!音楽をやっていて、良かったな、救われるな、と思うことの連続でした。また京都では、長年応援して下さる方が「陽子ちゃんに弾いてもらいたい。」というご好意で、素晴らしいお三味線を下さいました。楽器屋さんの見事なお手直しで、お祖父様が愛用されていた楽器が蘇りました。これから末長く愛用させて頂きます。今年は、ここでは書ききれないくらい例年以上に多くの事を学びました。また、今後、それを還元していけたら...と切に切に、思っています。色んな想いが交錯していますが、また良い音楽を携えて日本に帰ってきたいと思っています。今回のツアーの写真は、私たちのFBページでもご覧頂けますので、ぜひどうぞ!(東京伝承ホール、春日大社、なら100年会館など)

7月17日には、大変暑い1日でしたが、「ニューヨークの四季ー日本音楽の秀麗」のサマーコンサートを開催しました。お陰様でお客さまも程よくお越し頂き、無事にコンサートを終える事が出来ました。こんな暑いマンハッタンの中、お運び頂いた皆さま、本当にありがとうございました。毎回お越し頂くお客様、「一体どんなコンサートかな?」と飛び込みで来てくださったお客様、皆様それぞれお忙しい中、この空間に集って下さり、私の演奏にじっと耳を傾けてくださって、本当に嬉しい限りでした。今回で、昨年秋よりスタートしましたこのシリーズも、四季が一巡りいたしました。まだまだ、箏・三味線にはニューヨークでは紹介されていない、あるいは殆ど演奏されていないような、宝物(gems)のような作品が存在しますので、この4回は、まだまだ最初の一歩です。今回の御菓子(葛餅)も、美しかった〜!(見た目もお味も)コンサートの為に特別にもち凛、こと青木藤子さんに用意して頂きます。もち凛さんのクラシカルで且つ、創意あふれる料理人魂にいつも感銘を受けています。

ここ2週間は、日本を舞台にしたマスカーニのオペラ「イリス」の公演に三味線奏者として出演しておりました。アメリカン・シンフォニー・オーケストラとの共演です。三味線パートそのものは短い(マスカーニ本人が書いたもの)ですが、オーケストラを内側から勉強する機会。NYタイムズも含めてレビューを幾つか読んでみたけど、これが一番公平な視線かも。台本的にはもう一歩だと思うけど、音楽的にはマスカーニは色々と挑戦していたと思います。アメリカン・シンフォニー・オーケストラのメンバーも、見慣れぬ三味線奏者に親切にしてくれました。それでは、皆様、良い夏を!!

http://www.wqxr.org/#!/story/review-long-dormant-mascagni-iris-opens-bard/


Summer is here in NY!! Though I have not written this diary for a long time, I would like to start again...

In June, Duo YUMENO  finished all concerts of this year's tour in Japan. There are so many nice photos of performances, historic districts,and etc, so please visit our FB page too! We can't thank enough to everybody who supported this year's tour. One of our long-term supporters kindly gave me this shamisen, which her grandfather played at MInami-za theater in Kyoto.Thanks to shamisen repairer, this shamisen was brought to life! This year, we had a many kinds of experiences during the tour, but we would like to come back to Japan bringing new wonderful repertoires.

On Sunday, July 17, I had my concert series, "Four Seasons in NY -Gems of Japanese Music-" vol 4 at the beautiful CRS's white room. It was very hot and humid day, but I was so happy to have a good turn-out. Thank you very much for coming to today's concert! Thanks to very attentive wonderful listeners, I was able to complete a cycle of concerts with the theme of four seasons. There are still many wonderful hidden gems in Japanse music, so it's still a small step for me. Today's sweets that were prepared by mochi Rin was really wonderful as always. I am always impressed by her classical and innovative sensivity. I would like to thank everybody who supported this concert series from the bottom of my heart.

Last 2 weeks, I had been working with the members of American Symphony Orchestra for the performances of opera "Iris" composed by Mascagni. This is really rare opportunity for even opera world, because this opera has not performed for loooooong time. There are several reviews including New York Times, but I think this is the best. 

http://www.wqxr.org/#!/story/review-long-dormant-mascagni-iris-opens-bard/

Have a great summer~~!!


Duo YUMENO 2016 Japan Tour

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日本ツアー2016のお知らせ
(English translation is below)

日本の皆様、こんにちは!気がつけば、今年も早3月ですね。さて、今年も恒例の日本ツアーを開催いたします。各地での公演を今から大変楽しみにしております。今年は「Cantabile (歌うように)」のテーマのもと、楽器と声の両面から「うたう」という事を見つめていきます。

アメリカを代表するオペラ作曲家のダロン・ハーゲン氏には昨年に引き続き「平家物語」の連作(箏・チェロ)の二重奏を委嘱、日本初演いたします。ニューヨーク・クラシカル・レビューでも秀逸な作風が高く評価された佐藤容子氏には、三味線とチェロの二重奏を新たに書き下ろして頂きます。デュオの長きに渡る、信頼するコラボレーター、マーティン・リーガン氏による「黄鶴楼」(箏・チェロ・声)は2014年以来の日本再演となります。ソロ曲は、細川俊夫氏による「箏歌」、バッハの無伴奏チェロ組曲第2番などを予定しております。

5月28日(土)埼玉・東松山市民活動センター・ホール
6月9日(木)東京・大和田伝承ホール
6月18日(土)京都・ナムホール
6月23日(木)奈良・春日大社
6月25日(土)奈良・なら100年会館
6月26日(日)京都・あいのまちグレースホール

今年は、例年以上に、素晴らしいコンサート会場で演奏させて頂くことになり、心から嬉しく思っています。これから3ヶ月間、アンサンブルを磨きあげていきますので、是非応援のほど、宜しくお願い申し上げます!

Duo YUMENO 2016 Japan Tour

Today, we are happy to announce the schedule for our upcoming Japan tour. We are already looking forward to meet our Japanese audience members! This year's theme is "Cantabile," and we would like to explore the beauty of "songs" in both instrumental and vocal music.

This is our second year to commission Daron Hagen who is one of the most prolific opera composers in the US. We are going to give our Japan premier of his new duo for koto and cello based on "The Tale of Heike." We have also commissioned Yoko Sato, who was recently praised for her remarkable style on New York Classical Review, a new duo for shamisen and cello. "Send Off at the Yellow Crane Tower" composed by Marty Regan, our long-time collaborator and a composer that we sincerely trust, is also in the program. We premiered this piece, which features Yoko's singing, in 2014 and think that it is very suitable for this year's theme. Some of our solo pieces in this program will include Toshio Hosokawa's "Koto-Uta" and J.S. Bach's Suite for Cello no. 2.

5/28 (Sat) Saitama - Matsuyama Civic Hall
6/9 (Thu) Tokyo - Owada Densho Hall
6/18 (Sat) Kyoto - NAM Hall
6/23 (Thu) Nara - Kasuga Grand Shrine
6/25 (Sat) Nara - Centennial Hall
6/26 (Sun) Kyoto - Ainomachi Grace Hall

We are very excited to perform at these wonderful venues. It is about three months before we will begin this tour, but we would like to work hard so that we can present something special at these concerts. We hope to see you in Japan!
In spite of such freezing weather, I was so happy to see repeaters and new audiences at my concert series, "Four Seasons in NY - Gems of Japanese Music- at CRS on February 13th. I would like to BIG thank everybody who came to this concert and supported warmly. Japanese confectionary prepared by mochi Rin-san made us happy us as always. For this concert series, I would like to continue to present wonderful classical pieces which are almost like hidden gems in here NY. Next concert will be on April 23th starting 4:00 pm. The theme is, of course, "Cherry Blossom"!

先日(2月13日)は大変NYらしい寒い日でしたが、昨年11月から始めたコンサートシリーズ「NYの四季」第2回目のコンサートを開催しました。凍えるような寒さにも関わらず、リピーターのお客様、そして新しいお客様にもいらしていただけて、とても嬉しく思いました。またコンサートを温かく支えてくださった皆様にも感謝です。このコンサートの為に、もち凛さんが特別に作ってくださった素敵な和菓子も私たちをほっこりさせてくれたのは言うまでもありません。この綺麗な季節の和菓子が本番前にずらりと届くので、私も気持ちがぐーんと上がります。このシリーズでは、これからもNYではなかなか演奏されない古典曲、古典になるであろう作品を季節を鑑みながら選曲していきたいと思います。このようなシリーズを挟みながら、新曲に取り組むと私の中でもとてもバランスが保てるのです。次回は、4月23日(土)に予定しております。テーマはもちろん「桜」になりますので、是非。

New York Classical Review

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I kicked off my musical activities of 2016 at Bargemusic. As Duo YUMENO, we premiered final version of Yoko Sato's "Not a Single Cloud Exists" for shamisen and cello at Here and Now Winter Music Festival at Bargemusic, Brooklyn. It is always great experience for me to play at Bargemusic surrounded by wonderful new music, fantastic musicians and stunning view of lower Manhattan. We received a good review from New York Classical Review too.

今年は、ブルックリン橋のたもとにある、バージミュージックにて演奏が始まりました。Here and Now Winter Music Festivalでは、クラシックのミュージシャンに混じって、デュオ夢乃として委嘱作品の「Not a Single Cloud Exists」(佐藤容子作曲)の最終版を世界初演させて頂きました。ロウアーマンハッタンの夜景、意欲的な新しい作品と才能あふれる演奏家に囲まれての演奏は2016年の年明けにふさわしい素晴らしい経験となりました。ニューヨーク・クラシカル・レビューに私たちの演奏に対して好評を頂きました。

Composition for Japanese Instruments:
My long-term collaborator and great composer, Marty Regan translated "Composing for Japanese Instruments" written by his mentor, Minoru Miki and the hard cover version in English was published in 2008. Recently the paperback was published in late 2015. As a Japanese instrumentalist, I would like to highly recommend this book. This book includes not only each of instrument's techniques but also tuning systems in detail. Hopefully mean composers will create beautiful music using Japanese instruments based on its tradition and potential. My photo playing koto is used for the book cover, and I were honored to write the testimonial.
If you are interested in, please take a look.  Composing for Japanese Instruments

長きにわたるコラボレーターであり、優れた作曲家のマーティン・リーガンさんが、2008年に彼の恩師である三木稔氏がお書きになった「日本楽器法」の英訳本をロチュエスター大学プレスより出版されました。三木稔氏は、邦楽器のための作品を数多く残されましたが、きっとこれからも日本音楽史の中で語り継がれるような作曲家のお一人だと思います。先だって、この本のペーパーバック版が出版されました。日本の楽器に携わっている者として、この本はとてもお薦めさせて頂きたい1冊です。それぞれの手法のみならず、調弦なども詳しく記述されています。これからも沢山の作曲家の方により、古典の伝統と楽器の潜在能力を踏まえた素晴らしい作品が生み出されていったら素晴らしいことだな、と思います。この出版にあたり、私が箏を奏でている写真がカバーに使用されております。また、推薦分も寄せさせていただいております。どうぞご興味のある方は上記のリンクより是非ご覧ください。

New Music from CMA

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Duo YUMENO will be performing at New Music from CMA on Jan 8 starting 8:00 pm at DiMenna Center. It will be truly challenging and a great honor for us. We would like to thank our supporters, friends, and composers who have been collaborating with us. 

大変光栄なことに、年明けのChamber Music Americaの年次総会の「New Music from CMA」コンサートにデュオ夢乃が出演することになりました。このコンサートには、全米の室内グループより、クラシックとジャズの分野より4組が選出されました。CMAのコンフェレンスは、アメリカを拠点とする室内楽の音楽家にとっては、年に一度の祭典のようなもので、私も初めてこのコンフェレンスに参加した時には、大海の中に投げ出されたかのような錯覚を覚えました。当初は、箏・三味線、チェロという組み合わせは見向きもされないだろう、と思っておりましたが、少しずつそのアンサンブルの可能性にも理解が得られ、また今回のようなチャンスに巡り合うことができ、本当に嬉しく思います。私(達)は日本の楽器を演奏する者ですので、その魅力が何であるかを常に問いかけて、その上で、新しい音楽を共につくり、ソロ活動と並行しながら、夫婦ならではのアンサンブルをこれからも磨いていきたい、と思っています!
We were very happy to present our repertoire at Clare Hall, Cambridge University in UK. We performed our commissioned pieces by our long term collaborator, Marty Regan and wonderful composer, Daron A. Hagen as well as classical pieces. Thankfully we were able to have a full house and standing audiences. The audiences were very welcoming and attentive. It has become one of our best memories in 2015!

イギリスのケンブリッジ大学・クレアホールでのリサイタルが無事に終了いたしました。マーティン・リーガンさん、ダロン・ハーゲンさんに書いて頂いたデュオ委嘱作品と共に、古典の組歌「明石」、黛敏朗「文楽」なども演奏いたしました。大変ありがたいことに、立見のお客様も出る盛況となり、温かく、音楽をじっくりと楽しもうという雰囲気の中で、コンサートを終える事ができました。2015年の思い出の中でも、とりわけ印象深いものとなりそうです。