2011年2月アーカイブ

本番の日は、サンフランシスコでは珍しく「雪がふる!」とニュースでも騒いでいたのですが、結局雪も雨も降らず、草履を濡らしてしまう事もなく済みました。コンサートの会場で、曲順リハーサルをすると、あっという間に開演時間になりました。今回は4曲、またもや難曲ぞろいでしたが、前回の反省をふまえ、 最近の色々な音楽的な影響も思い出しつつ、それなりに工夫して取りくんでみました。何でもそうですが、弾きこむととても愛着が湧いてきます。そして、作曲家のマーティンの意図をなんとか音にしていきたい、と強く思います。

天井が高く、かといって、音が散ることもなく、とても音響効果の高い教会でしたので、気持ちよく演奏できました。サンフランシスコに住んでいる親族や友達と一緒に来てくれて、また玉木家縁の方で現在はサンフランシスコに在住されているNさんご夫婦にもお会いでき、演奏後のささやかな打ち上げも楽しいひとときでした。謎だったのが、マリリン・マンソンみたいな強烈なメークをしたお客さんが居たことで、一瞬ぎょっとしたのですが、ご 本人、ものすごく熱心に聴いていてくれて、終わるやいなや思い切り立ち上がって拍手してくれてました。一体どなただったのだろう、彼(いや彼女?)...。 まぁ、喜んでくれて何よりです。共演の日景晶子さん(箏)もとても優しい方で、今後の活動を励ましてくれ、とても有り難かったです。
こちらに、コンサート当日の批評が掲載されました。(英文)
http://www.examiner.com/asian-music-in-san-francisco/forest-whispers-new-music-for-traditional-japanese-instruments

翌日は、観光めぐりにぴったりの快晴〜。やっぱり晴れ女です。一日中サンフランシスコを歩き回りまし た。坂がやたら多いな、と思っていましたが、名物のケーブルカーに乗って、更にびっくり!めちゃくちゃ急勾配の坂に、私の苦手な縦列駐車!坂のせいだかどうかは分かりませんが、足の不自由な方を多くみかけたような気がします。

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ケーブルカーをぱちり。東海岸とはまた違った魅力があるなぁ...
 
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チューリップも、もう咲いています。太陽を浴びて彩り鮮やか。

ケーブルカーの終点まで行き、そこからサンフランシスコ湾を船で渡り、小さくてお洒落な街Sausalitoへ。
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だんだんサンフランシスコの街が遠ざかります...

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カモメも船と一緒に飛んでいます...

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右手には偉容を誇る、かの有名な「アルカトラズ島」クリント・イーストウッド主演の映画を観たときのハラハラが蘇ります...

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イタリアのような雰囲気の小さな街・Sausalitoに到着。

また港に戻って、今度はサンフランシスコ名物のチョコレート・Girardelliへ。
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ごまお史上最もSweetestなホットチョコレートにご対面。美味しいけど甘すぎて半分で断念。

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大好きなチャイナタウンにも行きました。チャイナタウンは世界中どこに行っても美味しいから大好き。
同じアジア人でも、チャイニーズパワーは何故こうも強烈なのであろう。

歩き回っているうちにも日もくれて、締めくくりはゲイタウンのCastroへ。いや、本命はゲイタウンではなく、日景さんのご主人様が経営されて いるお寿司屋さん「Amnesia」です。ゲイタウン故か、とても洗練されていて、安全で...道ばたで熱いハグを交わすみなさまを横目にお店へGo.
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マスターのヒデさん。ハワイから引っ越しされて、お店を始めたとのこと。
とっっても美味しいお寿司を沢山いただきました。
 
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かわいいかったのがコレ。キャタピラーロール君です。キュートなばかりでなく、お味も最高!!
帰宅してから、カルフォルニアロールに挑戦しましたが・・・むずかしい!
 
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タイのおかしらも...「奥の松」と一緒に頂きました。
みなさんもぜひ、サンフランシスコへ行く機会がありましたら、ぜひこちらの「Amnesia」へ!! 

今回も本当に充実した旅となりました。なによりも、一番の収穫はやはり音楽上のことです。
これかも、三味線やお箏と共にアメリカのあちらこちらを経巡り、真剣勝負で 演奏していきたいと思います。

......と、ここまで延々シカゴの空港で書いていたのですが、フォートウェイン行きの飛行機がキャンセルに〜!!
あえなく、シカゴで一晩過ごすことになりました。ちゃんと航空会社がヒルトンホテルを提供してくれたので、野宿せずにすみましたが..
いやぁ、鍛えられること...。
終わりよければ全てよし!
最後は、とっておきの写真です。
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いつもならガイド本にそこそこ目を通して旅に出るのですが、今回はほとんどそうしたことをせずにやってきました。
作曲家のマーティン・リーガン氏の作品発表コンサートでサンフランシスコに来ております。Japan Townなのを幸い、日本料理を毎食食べて、ちょっぴりご機嫌です。色んな食文化を知る、ということは味覚ワールドの拓ける素敵なことですが、やっぱり私 にとってのComfort Foodは日本食なのだなぁ、と思います。

今日は、ゆっくり休んでから行動しよう、と思っていましたが、今私が住んでいるエリアはEastern Timeで、こちらとは3時間の時差があります。このたった3時間という微妙な時差がかえって厄介。半日とか、丸一日変わってしまう方が、意外と時差に心 してかかるというか(?)大丈夫な気がします。そんな訳で、今日は予定していた時間より1時間も前にぱっちりと覚めてしまいました。
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とても落ち着くホテルのお部屋。ミニ障子のむこうにサンフランシスコの坂道がひろがります。

明日の会場の教会で、みっちりとリハーサル。天井が高く、歌や管楽器、弦楽器は見事な音響効果を発揮します。三味線もさわりがよく響いて気持ちいいこと。
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ドーハは熱かった!!
なんといってもサッカー熱が...。

今回の旅は、過去最長。アジアカップのレセプションにて、箏の演奏の依頼を受けました。
フォートウェインからテキサスのダラスへ。ダラスからロンドンへ。ロンドンからバーレーンを経由して、ドーハへ。トラン ジットの時間もかなり長く、ドーハに夜に着いた時には、覚醒状態で目がぎんぎん。前にイスラエルに行った時より、コネクションが悪く、ちょっぴりへろへろ になりました。

夜のドーハの町並みは、モダンそのもの。フィリピン人のタクシードライバーの運転でホテルに向かいましたが、オイルマネーで潤沢なドーハ、出稼ぎ 労働者が非常に多いのだな、というのが空港での第一印象。眼光鋭い東南アジア系の労働者の方々にまぎれつつ、入国審査もうけました。(いやはや みんな目が鋭い!)

一夜明けて、打ち合わせを兼ねて、会場のホテルへ。まるで遺跡のようなたたずまいの豪華なホテルでした。
いや、豪華というより"豪奢"という方がしっくり。
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ペルシア湾をバックにばちりこ。「ペルシア」は昔からの憧れ。いつかイランのイスファーンにも行ってみたいなぁ。

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ビル群も数年のうちに瞬く間に林立したそうです。オイルマネーざくざく...
ふと思い浮かぶのは「猿の惑星」、「バビロンの塔」...。

***
今回は、レセプションでの演奏だったので、いつもより演奏の比重は大きくはなかったのですが、「サッカー」というワールドワイドなスポーツに如何 に大きなお金が渦巻いているのか、というのがよくわかる経験でした。今まで直には見えなかった社会への目を開くということと、自分のキャリア をまた見つめ直すという点で今回はこれまでにない異色な旅でした。少なくとも、自分は日本を離れ、アメリカ・日本を拠点にまた広くやっていきたいと思って いるので、こうした時期にまたこのような経験が出来た事が何だか非常に不思議です。

とまぁ、独り言は置いといて...♫
余った時間はもちろん歩き回りました。

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Museum of Islamic Art
充実したイスラム美術が展示してあって、入場料フリー。ちなみにカタールは、医療も教育費もフリー。
潤沢なオイルマネーの成せること。

素敵な陳列を、許可を得てからぱちり。
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見事な魔法の絨毯!いったい何年費やされたのでしょうか?

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こちらはペルシアの「王書」(シャーナーメ)イスラム美術の素晴らしさのひとつは「書道」ですね。

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象牙の小箱。「爪がいくつ作れるのかな?」お箏人は必ずそう思います...。
しかし見事な象牙でした。象の牙は邦楽人のあこがれ。丸一本ほしい。

美術館の後には、Al Corniche と呼ばれる海岸沿いの道を少し歩きました。湾を抜ける風の気持ちよかったこと。カタールは今では、オイルだらだらですが、その昔は「真珠」採りが大事な地場産業だったそうです。漁業船は今も海辺に繋がれています。
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その後、少し道に迷ってモスク帰りの現地人に注視される中、(ほんとにみんなじーと見る眼光の鋭いこと!ちょっとこわい!)
無事にスーク(市場)に到着。
スークでは、美味しいカタール料理を頂きました。
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食事をしていたら猫と友達になりました。
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というか、食べ物を哀願されました。なんだか切ない。
おまけに、隣に座っていたおじさんともおしゃべり。なんと、元カタールのサッカー選手だったそうで、「日本の誰それと誰それと誰それはすごくいい選手だ」とか「日本には3回試合に行ったよ」とか仰っていました。

この日は、決勝戦の日!
私の3位決定戦はスタジアムに観に行ったのですが、この日は帰国する日だったので、荷物などの諸事情から観に行けませんでした。しかし、スークに 設置されたテレビで現地人にまざってストリートビュー!!これが、とっても面白かったです!!カタールの人は、とっても日本びいきで、アクションごとに日 本の応援をしてくれていました。気がつくと、周りはアラブの男たちでいっぱい。髪の毛たらした女の人なぞ、私しかおりませんでした。
それにしても、あの試合はとてもすばらしかった!!もう涙出そうでしたねー。
私も、サッカーは元々好きでしたが、なんだか今回こんな風に関わり、しかも最後にこんな嬉しい結果で、忘れられないアジアカップとなりました。
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みんなでわいわい。壁によじのぼって観ている人もいたり...。

はるばるまたアメリカまで戻ってきましたが、やっぱり我が家はほっとするなぁ。
また英気(?)を貯めて、今度はサンフランシスコに行ってきます