2011年9月アーカイブ

 ただいまアトランタの空港でこの日記を書いています。

今回は、お箏を携えてミラノでの演奏のため、渡航します。ここの所、飛行機にばかり乗っているような気がしますが、ヨーロッパは久しぶりです。これからは、日米を拠点にして、ヨーロッパの方にも度々演奏に行きたい、と願っています。

 

ところで、アメリカに戻ってきて10日ばかりでの渡航になりましたが、久しぶりに戻ったので、なんだか耳も英語に慣れなくて、あれれ?という感じです。この秋は、旅が続きますが、却って自分にとってはいいことのように思います。

 

帰宅して10日ばかり、日本での沢山の思い出を振り返りつつ、後片付けとミラノ行きの準備、続々と届くメールの返信に追われました。それでも、以前に較べれば、大分時間の融通がつくようになったのが幸いしています。以前、古くからの友人であるピアニストの藤原いくろうさんが、「忙しさの中でも遊びがないとアイデアがうまれない」と仰っていましたが、私自身も本当にそう思います。

 

ところで、先週末、Welcome back to the US とも言うべき、カルチャーショックを体験しました!これは、相方の玉木のブログにも詳しいのですが、我が家から車で3時間ほどの、オハイオ州にある「Cedar Point」という遊園地に遊びに行ってきました。いつもは、お寺など静かな所でまったりと過ごすのが好きな我々なのですが、今回はこれぞアメリカ、といった遊園地に行ってきました。

前日には、彼のオーケストラに聴きに行き、ブロードウェイ・ロックと題するコンサートで軽いカルチャーショックを受けていたのですが、こちらの遊園地も、アメリカ人気質を大いに発揮して造られていて、「これでもか〜!」な超スリリングなアトラクションづくし。日本にこんな遊園地が出来たら、長蛇の行列になってしまうのではないでしょうか?極めつけは、「Drugster」という垂直上昇→地面に向かって急降下の乗り物。乗り終わって、よくこんなものに乗ったなぁ、と唖然とする我々でした。Youtubeでも、バーチャル体験できますので、ぜひ!?

 

ミラノからアメリカに戻りましたら、10月にはNYでの実質3回目となるリサイタルがあります。個人的に、このコンサートに対する思い入れは大変強く、今後もシリーズで開催してまいりたい、と思います。


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このコンサートを開催しようと思いついたのは、渡米以前なのですが、動機のひとつにアメリカで演奏される箏、三絃のレパートリーに、少し隔たりがあるような気がしていた、という事が挙げられます。それでも、箏、三味線に興味を持って下さる方が増えてきているとのいうのは、とても素敵な嬉しいことだと思います。

ただ、もっと楽器の持つ本来の音色の豊かさや、歌ものの歌詞の機微、演奏に至るまでの所作も含めて、日本文化の持つ素晴らしさを、トータルで親しんで頂けたら、と思います。

 

私自身はまだまだ未熟者なのですが、そうかと言って足踏みをせずに、今後は、日本の先生方、先輩方、演奏仲間と共に同じ空間の中で演奏させて頂き、学んで来たこと=インプットしてきたことを、大いにアウトプット=冒険していきたい、と思っています。

 

文化というのは、かき回す人が居ないと動きが出ませんから、そういうひとりでありたい。おこがましくもそう思います。

 

そんな演奏の旅路の中で、また新しい出会いが幾つも待っているような気がします。10月のNYリサイタルは、私がアメリカに入国するきっかけの地でもあるので、また格別の想いです。

 

今回は、私の師の師である"中能島欣一"の代表作を前半に、後半は、アメリカで活躍する作曲家の作品となります。

 

●陽炎の踊り

●赤壁賦

●新ざらし(三絃独奏)

○ルー・ハリソン作曲「組曲」より

ルー・ハリソン作曲「ライムズ・ウィズ・シルバー」を三味線とチェロで競演

○マーティン・リーガン作曲「マカーム」

○ジム・如楽・シュレファー「Sankyoku No.1

 

中能島欣一詳伝という本の中で「海外演奏」に対する中能島先生の真摯な言葉が紹介されています。正確な文は覚えていませんが、主旨としては次のようなものです。

 

「結局のところ、海外で演奏するにあたって、まっすぐとした本物の演奏をするのに他ない。」

 

誠意いっぱい演奏し、そして終わったらニッコリと出来るような、そんなリサイタルに出来たら!と思います。

もし、NYにお知り合いの方がいらっしゃいましたら、ぜひお知らせしてくださいませ♪

 

さてさて、ミラノ行きの飛行機に乗ってまいります。

 

9月22日

前回の日記から、約1ヶ月も経ってしまいました。この1ヶ月ばかり、

本当に目まぐるしくて、気がついたら9月!秋到来です。

今夏も、昨年同様、猛暑続きでしたが、台風一過、空が高く秋らしくなって

きたところで、一昨日、アメリカに戻ってきました。帰りの飛行機の中では、

3ヶ月の滞在の思い出を振り返りつつ、楽譜なども準備をしたり、映画を2本

(「Pirates of Caribbean」「Water for Elephant」)を観て長時間をしのぎました。

今回の日本への帰国は、長期でしたが、その間、前回の日記にもありました

ように、色々なコンサートや、京都・奈良・福井への旅、旧友との再会...と

楽しい思い出を沢山作ることが出来ました。中でも、やはり3月11日の

大地震を経験しなかった者として、友人、知人からのリアルな体験談には

改めて驚きました。


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父作の立奏台

これからいろんなコラボレーション用に、と作製してもらいました♪

 

先日は、歌舞伎のチケットをプレゼントして頂き、久しぶりに新橋演舞場

へ観劇に行ってきました。特に、染五郎さん扮する、「石川五右衛門」は

宙づりもあり、松緑さんとの軽妙なやりとりもコミカルで、演技の上でも

好敵手同士(?)といった印象を受けました。歌舞伎・文楽・お能は、

とても好きで年中観ていましたが、少し離れてからこうして観てみると

やっぱりつくづく面白いものだな、と改めて思います。現在は、歌舞伎座

も改修中ですが、リニューアルオープンの時には、ぜひ訪れたいものです。

今年の10月にも助六公演があるそうですが、河東節(かとうぶし)を勉強

していた身としては、非常に疼くものがあります。段四郎さんの「お始め

下さりませ〜」がとっても懐かしいですね!

 

この夏は、花鳥風月コンサート後には、日本での披露宴&結婚パーティの

準備をずっと続けて参りました。正しくはかれこれ1年半以上も前から

決まっていた事なのですが、その間、私の渡米や、アメリカでの挙式&

披露宴、その時々のコンサートなど、大きな節目が続き、ずっと平行して

準備してきました。このたびの日本での披露宴をもって,ようやく本当の意味で、

一区切りついた事になります。

まさに長きに渡る計画でしたが、両親をはじめ多くの方々のサポートのお陰で

ここまで辿り着くことが出来、ほっとしています。これからは、新生活の

スタートを切るまでに費やしたエネルギーを、より私たちの音楽の方へ、

傾けることが出来ると思いますので、更に精進していけたら...と思っております。

 

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こちらは来年度の「花鳥風月コンサート」の会場・自由学園明日館

201271日(日)開催です。その他にも、新潟燕市にて63日(日)、

埼玉県東松山市のカフェ&ギャラリー亜露麻さんにて78日(日)、

関西での公演も予定しております。来年も日本の皆様にお会い出来るのを

心からお待ちしております♪

 

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こちらは自宅近くのローズガーデンです。

朝晩はもうすっかり秋の気温ですが、お花が綺麗に咲いています。

 

アメリカに戻って早々ですが、これから10日ほどで、イタリアの

ミラノへ演奏に行ってまいります。某パーティにて、舞台に、演奏

にと大活躍されている麻生(藤舎)花帆さんとご一緒させて頂く

のですが、山田流の古典曲と同時に、イタリア人なら誰もが知って

いる曲もアレンジしてみました。今から、どんな舞台になるのか...

非常に楽しみです。

大好きなモンテヴェルディの舞台も可能であれば、是非観てきたいですね。

 

♪♪♪


また、1015日にはNYTenri Cultural Institute にて、3回目となる

リサイタルをさせて頂きます。強力なスペシャルゲストに、旦那さま

こと玉木光&NYパパこと尺八のジェームズさん。今後、定期的に、

アメリカではなかなか演奏される機会の無い古典曲や、古典の領域に

入りつつある現代邦楽の名曲、そして、現在進行形で生み出されている

優れた新曲など、様々な試みを取り上げていきたい、と思います。

箏、三味線、唄を初めて聴く方にもその魅力を精一杯伝えられたら...

なにより私たち自身、楽しんで演奏してまいります。

 

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バラがまだ散らずに咲いていました。

 

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お友だちもお食事中。

 

また、こちらの日記でもつれづれでアップしていきますので、乞うご期待ください。