2012年2月アーカイブ

再び南へ...

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再び南の方へ、演奏に行ってきました。と言っても、アメリカ国内ですけど...。
テキサスにて、太鼓アーティストのケニー遠藤さん、On Ensembleの皆さん、
笛の渡辺薫さん、
ヴィヴラフォンのAbeさん、そして尺八のマーティン。私は、三味
での参加でした。3日間、ご一緒して、帰ってきた今も頭の中で太鼓の音が
テレツクテレツク...ドンドコドンドコ鳴り響いています。ケニーさんを筆頭に、
プロフェッショナルな方に囲まれて、とても刺激的で、楽しい3日間でした。

どなたかと共演するときは、なるべくその方の演奏を伺うようにしているのです
が、今の時代は、YouTubeもあるので、便利ですね。今回も事前に拝見して
いて、「わ〜、すごい猛者の方達だぁ〜!!」と内心ドキドキしていましたが、実際に
お会いする皆さんは、とっても優しくて、また生の演奏も映像より遥かに圧倒的で
息を飲むこと、数知れず...。私もエネルギーを沢山頂戴して紅一点で奮闘して
きました。

当日演奏された映像ではありませんが、皆さんのパフォーマンスをこちらで
YouTubeでも見る事ができます。
Youtube

以前、人間国宝の堅田喜三久先生(鼓)に「あんたにこれあげる」と先生のエッセイ
の切り抜きを頂戴したことがありました。それには、先生の修業時代のエピソード、
演奏上の気構え、といった内容が先生特有の洒脱な文章で書かれていました。
特に、印象的だった一文が、
「邦楽家は体から演奏しなければ味がでない」というもので、それがまた味のある字
なのでした。先生の演奏をいつも拝見していると、正にその通りなので、すごく説得
力のある一文だなぁ、と思っていたのでした。
それで、今回ケニーさんや皆さんの演奏を間近に聴いて、その一文をはっと思い
出しました。一流の演奏家が出す気魄というのはマグマのようですね。
色々と想定して準備はしましたが、その甲斐があった部分とまだまだ......!!という
部分、両方です。もっともっと楽しくなりそうです。

そうそう、堅田先生のエッセイにもうひとつ、忘れられない一文がありました。
ー「音学」や「音我苦」が多い。楽しんで演奏しないのなら、聴いているほうは
面白いはずがないー
演奏しているときのケニーさんやOn Ensembleの皆さんの躍動感!!!
それが今回のコンサートの何よりのお土産です。

***

DSCN0176.JPG
旅の途中で綺麗な月に会いました。

コンサート前には、作曲家・尺八のマーティンと共に、ダラス〜オースティンと
テキサスの主要な街を廻りました。ダラスでは、ダラス・シンフォニーを聴きに
行きました。テキサスは、お金の余っている州のようで、大変立派なシアターで
した。ダラス・シンフォニーそのものも、素晴らしいアンサンブルでした。特に
ヴァイオリンセクションの音色が良かったです。メインプログラムのドビュッシー
の「海」は、楽器の使い方が効果的で、サントリーホールですとP席に相当する
位置に座っていたのですが、オーケストレーションが目の当たりに出来て、とても
楽しかったですね。
ソリストのピアニスト、デビッド・フレイは、金髪さらさらの王子様といった出立ちで
モーツァルトをさらさら〜と弾いていました。この人の、ベートーヴェンやプロコフィ
エフはどうなるのかな?と素朴に思いました。

オースティンは、細かい発見に満ちたコンパクトな玉手箱のような街でした。
玉木もよく遊びに行ったそうで、短い間にテキサスの主要な都市を体験できて、
そちらもコンサート同様いい思い出です。

***

次は、イリノイ大学付属のスパーロックミュージアムで行われる、「ワールドフェスト」
で三味線のコンサートです。MCともども(^^)、頑張って参ります。