2013年2月アーカイブ

Belated Valentine Day!

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Belated Valentine Day!
おそまきながら、バレンタインデーでしたね。我が家では、玉木が腕を奮って、
絶品のラズベリートリュフを作ってくれました...あれ?なんで逆なの?と思われ
るかもしれませんが、欧米ではバレンタインは、男女相互のものです。以前、
タモリが「バレンタインっておかしな風習ですよね〜。今日は"弘法大師"の命日
だから、って言って、女性が男性に羊羹あげる様なもんですよね〜」と言ってい
たのを聞いて大笑いしたことがありました。要はチョコレート会社が女性の夢み
がちな心理を突っついたのが、いつの間にか風習になってしまったようなもので
しょうか!?こんな風に訳もわからず癖になってしまっている事、行事に限らず
沢山ありそうです。お陰様で、トルコや日本のツアーに向けて、私たちは、ソロと
平行しつつ、仲良く頑張っています。

来週は、ノースカロライナのデューク大学にて、約1週間、アウトリーチ活動と
大変素晴らしいチオンピ弦楽四重奏団の皆さんとのコンサートです。今回は、
箏のみで、コンチェルトから古典作品まで演奏いたします。デューク大学は、
タバコ産業の栄えた街だそうで、古き良きレンガ造りのエリアもあるそうです。


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チオンピ・カルテットの皆さん
昨年から、作曲家、映画監督、役者さん、素晴らしい方が次々と他界されていて、
その度に驚きを禁じ得ないのですが、2月はじめの市川団十郎さんのご逝去の
お知らせには、本当に残念でなりませんでした。私は、山田流の勉強をもっと深
めたいという思いから、河東節(かとうぶし)という江戸時代から伝わる浄瑠璃音
楽をお習いしていました。市川家に伝わる歌舞伎十八番の1つ「助六由縁江戸桜」
は河東節による演目で、2008年の団十郎さん主演による公演時には、三味線方
として出演させて頂きました。今回も、来る6月の新歌舞伎座のこけら落し公演で
「助六」がかかる、という事で出欠のご提案のお手紙を頂いたばかりでした。団十
郎さんは、本番前のお忙しい中を、かかさず河東節の楽屋まで挨拶に来てくださ
り、また舞台袖でも、幕が上がる前は必ず助六のキリリとしたお姿で皆さんに一礼
して、労ってくださいました。あたたかいお人柄を私の三味線の師匠で人間国宝の
山彦千子先生も大変慕われていました。先生の、江戸前の音締めの冴えた三味線
の音、団十郎さんの大らかな助六のお姿ーそれらが全てつながって、素晴らしい思
い出となっています。歌舞伎界の、日本の芸能の大きな華であった団十郎さん、命
がけで芸に向かわれていた事を、忘れずに、ご冥福をお祈りしたいと思います。
来月はNYにて、コンテンポラリーダンスの公演に三味線奏者として出演します。
河東節をお習いした流れから、荻江節(おぎえぶし)という浄瑠璃もお習いしました。
なんと、その中のレパートリーの1曲を是非弾いてほしい、という事で、大変嬉しく思
っています。山彦先生にもこんな近況をお便りしたところ、お忙しい中、素敵なお手紙
を送って下さり、励まして頂きました。先生のいつまでも変わらない温かいお心をいつ
も楽譜に入れて、練習している今日このごろです...

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