2017年4月アーカイブ

NYも桜の季節

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早いもので、NYも桜が満開の春が訪れました。こちらのブログもお留守にしていましたが、2017年が始まってから早4ヶ月、お陰様で色々な出来事がありました。

少し遡りますが、年明け早々の三味線リサイタルでは、2つの三味線協奏曲を軸にプログラムを組みました。マーティン・リーガンさんには新曲「三味線協奏曲第1番:ポラリス」をお願いし、NYで長年活躍されているピアニストの木川貴幸さんとのピアノリダクションで初演いたしました。この曲は、作曲家のマーティンさんと共に、これから一歩ずつ育てていきます!凍えるような寒い日でしたが、オペラアメリカ・リサイタルホールには満員のお客様がいらして下さり、本当に心から嬉しく思いました。まさに血が出るような練習をしましたが、本当にそれが報われたリサイタルでした。次回も是非楽しみに企画していけたら、と考えています。

また先だっては、カサット弦楽四重奏の皆さんと、尊敬する佐藤容子さんの新曲「Between the Leaves」をコネティカットやニューヨークにて初演させて頂きました。佐藤さんの精緻で美しい作品にはいつもため息が出てしまいます。今回は、普段以上に弦楽四重奏の推進力とのバランスの取り方について多くの気づきがあり、とても良い経験をさせて頂きました。これも今回限りではなく、機会があれば是非再演させて頂けたら、と願っています。また佐藤容子さんの三味線ソロ曲「The Road」を8月末から始まるHere and Now Music Festivalで演奏させて頂くことも決まりました。

そして、今月初めには、デュオ夢乃としては長年の夢でありましたワシントンの全米さくらまつりに御招待頂いて、ケネディセンターにて公演をさせて頂きました。流石にケネディセンターのスタッフの方々の連携プレーは素晴らしく、また大使館の皆様にも本当に心温かな対応をして頂いて、感謝の気持ちいっぱいの中、演奏に臨む事ができました。こんな大舞台なのに、安全運転出来ないのが、私たちの性分でして、今年の委嘱作品「ミステオリーソ」ー平家物語による(ダロン・ハーゲン作曲)をこの晴れ舞台で敢えて世界初演に挑みました。作曲家のハーゲンさんは、アメリカのクラシックの歴史に直結する素晴らしい作曲家で、一つ一つの言葉に長年のキャリアからの含蓄が込められていて、私たちも心から尊敬しています。今回の初演に際し、コーチングして頂いた時に、「君たちと一緒に作品作りできて、本当に嬉しい!!!」とデッカい声で励ましてくれて、本当に光栄に思いました。コンサートでは、上記の作品の他にも山田流の「桜狩」も一部演奏しましたが、最も聴かせどころのところでは、かつて恩師の亀山先生が「ここはぐっと頑張るのよ!」と仰っていた事が瞬間的に思い出され、先生の励ましの声が遠くから聞こえたような気がしました。ケネディセンターの公演前には少しだけ、タイベルベイスンの圧巻の桜並木も見る事出来、感無量でした。こちらにワシントンの桜や、ケネディーセンターでの舞台写真などもアップしてありますので、よろしければ是非ご覧ください。デュオ夢乃facebook page 

現在は、これから始まるミッドウェストツアー、そして日本ツアーの準備に取り組んでいます。またそれぞれの思い出深い地で、お客様にお会いできるのを、心から楽しみにしております!どうぞ皆様、素敵な春をお過ごしください。